2019年06月18日   スキル

今日は全日制で英語の高校教員初任者の研修があり、授業参観がありました。

今日の研究授業をしてくださった先生の授業は、本当によく文章の論理構成を活かした授業になっていて、もちろんオールイングリッシュで、生徒は4技能を駆使して授業に参加するのですが、文の構成の理解が自然と授業の中心テーマとして生徒に理解されるようになっていました。これから施行される高等学校新学習指導要領の英語には新しく「論理・表現I II III」があります。英語の授業は単にコミュニケーションといっていた時代からさらに一歩踏み込もうとしています。

初任者のみなさんは、例えば、生徒同士が英語を話しているときにエラーをどうしたら正すことができるか、というようなことが気になるようですが、そんなことよりも大切なことがありますよね。

私は午後上田高校にきた初任のみなさんが、どうしたらこの先生みたいな授業ができるようになるのか、一生懸命考えていました。



今日、面接した先生から考査問題をいただきました。小さくて見えないと思いますが、マーカーのついている問題はすべて思考力・判断力・表現力を問う問題です。知識を問う問題もありますが、ごらんのように理由を聞いたり、原因を推測させたりする問題が半分ほどを占めています。大学入試の変化にしっかり対応していただいていることが見て取れて意を強くしました。

経験豊かな先生方のスキルをどのように後輩に伝えるのか、大きな課題だと感じた一日でした。


Posted by 長野県長野高等学校長 at 21:05