
昨日は長野市内で長野県高等学校長会秋季総会・研究協議会があり出席しました。全県から校長先生があつまり、会務報告などの議事、研究協議などをおこないました。
松川高校の生徒会がスマホのルールを全校の了解を得ながら決めていったプロセスが紹介されましたが、生徒諸君の取組も、学校の先生方の見守り方も、とてもすばらしいと感じました。じっと待つことが、生徒の主体性を引き出す良い例だと思いました。
上の写真は札幌新陽高校校長の荒井優先生の講演の様子です。いろいろな面でとても刺激的なお話を聞けました。特に教員の勤務についての考え方は何年かすれば当然受け入れられていくだろうと感じるものでした。HPがだんぜん面白く、メッセージが濃い。
今日22日(金)、新任者の研究授業がありました。太宰治の「富嶽百景」。他校や国語の先生だけでなく他教科からも参観者があつまり10人以上の先生が参観していました。それに続く授業研究会はとても興味深かった。
今日はこれ以外に3人の先生方の授業を拝見しました。ある授業では、先生のメソッドに生徒たちも十分に慣れ、とても信頼しているように感じました。
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20:21

今日は全日制の台湾研修旅行の結団式がありました。私は出張していて参加できませんでした。以下は旅行のしおりに書いたものです。
台湾研修旅行に寄せて
楽器はほぼおおよそ、どの楽器でも音を出すことでさえ難しい。演奏するとなれば尚更だ。みなさんの中には楽器を練習したことのある人もたくさんいると思いますが、賛成してもらえると思います。オーボエやフルート、トランペットなど、一発で音の出せる人はまずいない。弦楽器は構えるのさえ難しい。右手と左手が全然違う動きをするピアノ。
ときに不思議に思うのは、それでも楽器は、人間のすべての可能性を知り尽くしているかのように、廃れず、そこにあるということです。
「誰でもかならずきれいな音が出ます」「誰でもかならず演奏できます」と言っているように。
誰でもかならずきれいな写真がとれるカメラ。どこでもネットにつながっているスマホ。文字の画像を取れば外国語を翻訳してくれるアプリ。江戸まで10日くらいかかっていたのに、令和元年では誰でも96分。人間はわずらわしさを徹底的に排除しようとして科学技術を進歩させてきた。速く、便利になったのは良いことですが、同時に、人間の経験は単純になっています。
外国を旅行するのは、初心者が楽器を手にするのと似ている気がする。きわめてわずらわしく、面倒。あらゆることが自在にはできないという経験。
外国旅行が趣味で、たくさんの国を訪問しているO先生と話していて、「先生、旅行をたくさんして学んだことってなに?」と聞いたら、しばらく考えて「人は優しいってことですかね」と答えた。「わずらわしさ」なしに、人のやさしさなんて理解できないと私は思う。
旅先でどれくらいの人に会えばこう言えるのだろう。
台湾で、日常から乖離した「わずらわしさ」を経験してほしい。いつも省略してしまっていることや、「当たり前」について、かならずあなたの奥底で何かの理解が宿ります。
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22:21

今日発行されたSGH通信によると、本校115期のOGが国連ボランティアとしてアフリカのマラウィに赴き活躍しているそうです。駐マラウィ大使も上田高校のOG。数年前に本校で講演していただきました。大使とともに撮った写真とともに、この卒業生のメッセージも掲載されている。
「マラウィは政治や経済が不安定な世界最貧国ですが10~30歳の人口が全体の4割と、日本とは真逆な環境でこれから成長が期待できる国でもあります。」「私は高校時代にフィリピンでストリートチルドレンに出会ってから、課題解決の一員に加わりたい、できる限りの貢献をしたい、その思いから勉強し、挑戦し、自分の可能性を広げ、今もその途中にいます。」
11月7日に筑波大学東京キャンパスで開催された第8回高校生国際ESDシンポジウムに参加した2年生生徒のレポートものっていました。フィリピン、タイ、インドネシア、オーストラリアの学生たちと貧困問題についてグループディスカッションしたとあります。自分の意見をはっきり主張できたかな。
今日は全日制・定時制とも職員会議がありました。定時制では成績会議を行いましたが、「とてもよく努力しているクラスです」というようなコメントがいくつも出され、うれしい気持ちになりました。
来週はいよいよ台湾研修旅行があります。明日は2学年の結団式があります。
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20:42

今日は日中は陽が出てかなり温かく感じました。今日から平常日課にもどりました。朝8時くらいから昇降口の下駄箱の扉がパタンパタンと閉じる音が聞こえるはじめました。しばらく9時から授業がはじまる日課が続きましたので、ずいぶん早くから学校がざわざわしはじめた感じがしました。
午後にスクール・カウンセラーの方と面接しました。ちょっと前まではSCは学校にいませんでしたが、今では無くてはならない存在になっています。生徒や保護者、職員もいろいろな有益なアドバイスをいただけます。私も学校全体のことについて、SCならではお話を聞くことができました。
一日、先生方と面接したり書類を作って一日が暮れました。すごくはかどって、いい気分です。
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20:28

写真は本校芸術科の高栁先生の作品で、国立新美術館で開催中の日展で展示されています。写真では色合いとか雰囲気がよく伝わらないので先生に申し訳ないけど、初夏5月くらいの、若葉と木洩れ日が美しいお宮の境内です。私の誕生日は5月の10日ですが、ちょうどそのころはこんな感じかな。実際に絵を見ないとわかりませんね。
今日はSGH運営指導委員のみなさんと、県教育委員会から担当者の方々が来校され、会議室でSGH運営指導委員会が開催されました。
学校から中間報告をし、各委員の皆様からご質問とご意見をうかがったのち、台湾で全員があちらの高校生と行うプレゼンテーションの準備の様子を参観していただきました。
5年間の取組を積み重ねてきて見えてきたものは何か、というようなお話をさせていただきました。この間学校も成長しましたが、県内の状況も大きく変わりました。生徒の探究活動や主体性を伸ばすための取組が増え、高校生のプレゼン大会もたくさん開催されるようになりました。
今後もこれまでの成果と知見を、いろいろなところに役立てるようにしていきたいと考えています。
今日は特別日課の最後の日です。掃除を朝することももうこれで終わりです。明日からようやく普通日課にもどります。
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20:42

今朝は長野市で「長野県SH(スーパーハイスクール)フォーラム」があり、出席しました。
まず、大正大学 浦崎太郎先生のご講演「地域との協働による新しい学びの創造」。探究活動がどのように深化し地域とつながっていくかをまとめてくださった。まさにこれからの高校教育がどうなっていくか、その時何が大切かを示してくださる内容で、よく胸に落ちるお話しでした。
その後県内のSH(SSH、SGHなど)から報告がありました。ここ10年くらいで本当に先進的な取り組みをしている高校が増えてきたなとあらためて思いました。
さて、1か月続いた台風19号によるしなの鉄道不通が解消し、今日から普段通りの通学ができるようになりました。別所線も明日から電車の運行区間が延長しずいぶん便利になります。
本校ではSGH関係の行事の都合と、別所線の代替輸送新ダイヤによる登校が月曜日がはじめての日になることから、様子をみるため、平常日課の開始を19日(火)としています。
いまだ台風被害に苦しんでいらっしゃる方々にお見舞いを申し上げつつ、今回、公共交通機関の不通に際して通学の足を奪われた高校生のために、制度的にも予算的にも一見不可能とも思えるような大規模な対応を、信じられないほど迅速に実現してくださった関係の皆様や、朝早く起きて遠い道のりを自動車で送ってくださったり、それぞれご対応いただいたご家庭の皆様に、心から感謝申し上げたいと思います。
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20:35

今日は午前中は全日制の先生方の授業を参観しました。1・2年生は試験でしたので、授業はすべて3年生のものです。英語の授業では久しぶりに高校生と英語でお話しできて楽しかった。
どうしてそういうことができるのか、本当にすごいことだと思うけど、すべて「英語」の英語の授業や、生徒たちがずっとピアで話し合っている授業。生徒が次々に指名されてどんどんと解答していく古文の授業。数Ⅲの解答を電子黒板に示し、生徒の意見を聞きながら進める授業など、さすが上田高校です。みなさん、こういう授業をごらんになったほうがいい。
午後はフィリピン・ボストンのスタディーツアー結団式を行いました。「事前の準備も大切だし、実際もとても楽しみだけど、帰国した瞬間からの『永遠』のほうがずっと大切」というメッセージを送りました。わかったかな。
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20:49

今日は久しぶりに来客もなく(お一人いらっしゃった)、学校にいられたので、午前中は精力的に書類を作成し、午後は定時制の先生方との面接と、授業参観をしました。
今日は6人の先生方の授業を拝見しました。すべて3年生でしたが、どの授業も個性にあふれ、とても面白かった。さすがです。
生徒が俳句の印象をピアで話し合い、その後クラスに発表する授業がありましたが、話し合いでも発表でも、生徒諸君が率直に感じたことを自由に表現できていて、ちょっと驚いた。そういう学習集団に授業をする先生が育てたのだと思います。
経験豊かな先生方が、淀むことなく解答を説明したり別解を紹介する様子や、思いがけない角度からいくつかの社会現象を結び付けたりする授業をきいて、内容を理解するというような水準とは別に、その授業の面白さや深さを実感するには、やはり経験値が必要なのかなと思いました。
いよいよ日が短くなってきました。曇っていると4時ころには薄暗くなってきます。
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20:42

しなの鉄道は15日(金)の朝始発から平常通りのダイヤで運行が再開されることが、同社HPに発表されました。別所線も16日(土)から城下まで新ダイヤで運行されます。思ったより早く、通学事情が大きく改善しそうです。各方面のご尽力に感謝したいと思います。
しな鉄の代替輸送(バス・新幹線)は14日(木)で終了です。別所線は城下から駅までのバス運行が16日からはじまります。
これらの交通機関の不通がいつまで続くかわからなかったので、18日(月)にSGH関係の大切な会議がありますが、現行の特別日課にのっとって計画しています。校外から大勢の人が見えるので、調整は難しいと思われます。早晩、通常日課にもどると思いますが、学校からの連絡に注意してください。
まだ数日あります。これまで通り、ご家庭のサポートをよろしくお願いいたします。
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20:28

先週の土曜日9日はいろいろなイベントがありました。
学校は全日制の公開授業。HPでも紹介されているように小学生説明会があり、100人ほどの小学生と保護者のみなさんが上田高校を訪れました。小学生にとっては、中学を飛び越え、高校というところはどんなふうに見えるのだろうか。
午後は上田市内で上田高校同窓会の会員大会がありました。300人を超す出席者。すごい迫力でした。写真は2年生の現役生が同窓生のみなさんの前で「健康寿命」についてプレゼンをしているところです。物おじしない、とても立派な発表で感心しました。300人を前にして、高校生はあんなふうに語りかけることができるものでしょうか。
私は今日の午後、授業参観をするべく計画を立てたのですが、突然できなくなってしまいました。いったんお願いしたみなさん、申し訳ありませんでした。
Posted by 長野県長野高等学校長 at
20:28