2019年12月27日   良いお年を



今日、上田は日中冷たい雨が降り、その後強いみぞれになりました。その後晴れ間が出て変わりやすい天気でした。

学校は全日制も定時制も授業はなく、午後に3年生が学習室で勉強している姿がみられました。吹奏楽が校内で練習していました。

室内楽班が東京で「全国高等学校選抜オーケストラフェスタ」に参加しています。サッカー班とハンド班、柔道班が県外に遠征に出ています。

午後4時には仕事納めをし、学校は年末年始の休業に入りました。

2020年が良い年になりますように。

皆さん、良いお年をお迎えください。


Posted by 長野県長野高等学校長 at 20:28

2019年12月26日   鉄橋



定時制は今日から冬休みに入りました。全日制の授業も今日まで。年末年始の休業に入ります。

過日の「てつがくカフェ」の報告をいただきました。話し合われた問いの一つに「『モノ』に名前をつけられるのか」というのがありました。「モノ」とは何か、「名前」とは何か、「名前をつける行為」は何か、大変盛り上がったことでしょうな。

明日は漆原先生のお墓参りをするつもりでいます。

今日発行されたCHALLENGE(進路学習指導部通信 全校生徒向け)に、別所線の鉄橋が千曲川に落ちている写真が掲載されていました。やはり2019年を振り返るとこの出来事は大きなことでした。

この大きな災害の中で、確認できたこともあったと思いますので、それを未来につなげていかなければいけませんね。

夕方3年の諸君が大掃除に来てくれたので、窓を拭いてもらった。拭いてもらっている間は、部屋に冷気が入り、ガラスもきれいになって、スキっと実に気持ちよくなりました。


Posted by 長野県長野高等学校長 at 21:42

2019年12月25日   SF



写真は上田高校の北側にある上田市役所新庁舎建設現場の大きなクレーンです。まるでSF映画のようです。

今日は午前中は打ち合わせで県庁にいました。いろいろと熱心に話し合い、その経過を具体化していくことになりますが、実際に顔が見えている人の繋がりがとても大切だということを何度も確認しました。本当にその通りだと思います。

何か新しいこと、この次にどうしたいのかを話すというのは、いつも楽しく、元気がでますよね。

今日で定時制は終わり。全校集会があり、今年最後のお話をしました。


Posted by 長野県長野高等学校長 at 20:35

2019年12月24日   トロフィー

10月1日の記事でお知らせしましたように、「第63回県学生科学賞」高校の部で本校化学班の原谷さん、寺澤さん、太田さんら3名が取り組んだ研究「結晶をつくる~Fe3+・サリチル酸錯体と複塩ミョウバン~」が、見事、最優秀賞である県知事賞を受賞し、山浦くん、竹田くん、宮下くんら3名の取り組んだ研究「塩素系・酸素系漂白剤について~どんな特徴があるのか~」も入賞しました。

指導していただいたのは小田切先生ですが、学生科学賞など、理科分野の探究活動で生徒を本気にさせるのがとてもお上手で、これまでいくつものグループを受賞に導いています。

学校に賞状とトロフィー、楯が届いていたので、校長室でお渡ししました。みなさん、この体験を進路選択に十分活かしてほしいと思います。おめでとう!

今日の放課後は図書館教養講座。地歴公民科の桐山先生が講師で哲学カフェを行いました。下の写真のように大盛況で30人を超える諸君が集まり、熱く哲学した。

手塚治虫の「火の鳥」から、人間の存在の条件を問うようなエピソードを読み、そこから自由に問いをたて、それについて考えて、お互いに考えを交わし合っていました。



少しの間、生徒諸君の発言を聞いていました。

みんな次から次へと起立して、自分の意見を述べていました。


Posted by 長野県長野高等学校長 at 20:28

2019年12月23日   小雪



HPでもお知らせしていますが、昨日全国高校生フォーラムが開催され、本校から2年生の菱田さんが参加しました。プレゼンもディスカッションもすべて英語で、ずいぶん緊張したと言っていましたが、とても満足した様子でした。私は行きませんでしたが、他校の発表の要旨をWebで読むと、そのレベルの高さに驚かされます。読み始めるとおもしろく、ちょっとやめられなくなる。

今朝は長野市から上田市に車で向かいましたが、北信では山の頂上あたりが白くなっているだけで、雪が降ったのはわかりましたが、まったく積もっていませんでした。

教頭先生によると「佐久は20センチ以上でした」とのこと。こういうの(どういうのが「こういうの」かわかるのは東北信の方々だけですね)をここら辺では「上雪(かみゆき)」といいますが、実に季節はずれな感じがします。ある先生が言っていましたが、こういうのは晩秋とか、主には春が近くなってから降るものです。

今年は小雪でスキー場は困っているのではないでしょうか。志賀高原も白馬も十分白くないようです。

今日は主に全日制の先生方と面接をしました。それぞれの先生の視点で学校の課題をどのようにとらえているかお話を聞くのが実に興味深い。今は時間が取れませんが、年が明けたらなるべくたくさん授業を見せていただこうと思っています。

お堀の工事は1月20日くらいから本格化し、2月いっぱいくらいかかります。その間古城の門は閉鎖されます。


Posted by 長野県長野高等学校長 at 20:21

2019年12月20日   連絡網



今日は全日制は普通授業、定時制は芸術鑑賞会でした。

もうすぐ冬至。調べてみたら日曜日がそうでした。今日は放課後同窓会館で集まりがありましたが、午後4時を過ぎるともう暗く、車はヘッドライトを点けていました。

地域の会合に出席すると、今の学校のことをいろいろ聞かれることがあります。家に子供がいれば学校の様子はそれなりに伝わるでしょうが、そうでなければ今の教室はちょっと想像できないかもしれませんね。

電子黒板はどの教室でも当たり前に使われていますし、チョークを使う黒板はそのうち無くなってしまうように思います。紙は机の上からどんどん無くなって、配布や提出、連絡周知の方法も大きく変わっていくでしょう。

週明けから全校で新しい連絡網システムに乗り換えます。生徒・保護者のみなさんで登録していない人はお早目に。

ずいぶん昔に外国で出会った人と再び音信がとれてうれしい。こんなこともあるんですね。


Posted by 長野県長野高等学校長 at 20:35

2019年12月19日   上田高校新聞



写真は明日発行される上田高校新聞。

今回は「台風19号 生徒にも大きな影響」という特集で、全校生徒を対象におこなったアンケート結果を紹介しながら、被災の状況、あの日上田高校生がどのように行動したのかや、ボランティアについての意識などを記事にしています。

記者はしなの鉄道の上田駅駅長さんや、被災した生徒、ボランティアに参加した生徒たちにインタビューしており、記者自身も学校が休校になった10月16日には佐久市でボランティアに参加しました。

「代替輸送に感謝を~学校に行けるということ~」という記事では、本校生徒の45パーセントが通学手段の変更を余儀なくされた中おこなわれた代替輸送の実態を紹介し、一般の利用者からの問い合わせが集中する一方で、多くの方の理解と協力を得て、高校生に「最大限のサポートがされていたことを忘れてはならない」と書いています。

3年生が抜けたので新聞班の正班員は2年の塩川君1人。編集・発行者の欄には塩川君の名前のほか、「その他特別協力してくださった生徒の方々」とあります。

編集後記に「今回一人で計約一万字の文章を書いた。それでも私には、伝えるべきもの、この先に残すべきものがあると思い、この新聞を作成している」と述べています。

この思いがよく伝わっている、読みごたえのある新聞です。




Posted by 長野県長野高等学校長 at 20:49

2019年12月18日   とりかえ



今日はお昼休みに文芸班のみなさんが校長室をたずねてくれました。11日の記事に書いたように全国大会で大きな賞をいただきました。部誌部門と短歌部門で全国優良賞、3年生の中村さんが評論「”とりかえ”を願う世に」で全国優良賞をいただいています。(優良賞で正しかった。)

「(『とりかえばや物語』の魅力の)一つ目は普遍性である。それは即ち、男女という人間社会における枠組みそのものを描いているということだ。これはある場合を除き、遥か古代より不変である生物学的区分だといえるが、この取替えを主題に据えることで、時代時代による捉え方の差はあれど、それ自体が物議を醸すことに違いはない。また性別に於ける自己の位置付けということも普遍的に人間の抱える葛藤の一つだ。(略)誰しも、”なれなかった自分”への夢想というものは往々にして止まることを知らず巡らせるものだ。」

LGBTの問題などは一見現代的でありながら、それは人間にとって普遍的な葛藤なのだと、明快に指摘しています。すばらしいですよね。

昨日今日と、本校と姉妹校の石川県立七尾高校に本校生徒たちがお邪魔して、「学校教育とLGBT」、「新薬の開発」についてプレゼンしています。先ほど、引率の先生が報告に来てくれました。これについてはあらためて書きます。

今日は全日制・定時制ともに普通授業。今年最後の職員会がありました。


Posted by 長野県長野高等学校長 at 20:42

2019年12月17日   遠山郷



今日は午後から校長会が主催する「生徒の主体性を育む専門委員会」生徒による実践報告会が松本大学で開催されました。

須坂高校「自治と対話〜須坂高校生徒会の取組〜」 佐久長聖高校「ラーメン甲子園を通して学んだこと」諏訪青陵高校「『哲学クラブ』活動報告」松本深志高校「鼎談深志3年目の到達点」の4本の実践発表と、松本大学の学生さんが「遠山郷に学ぶ『豊かさ』」というテーマでゼミの調査活動を紹介してくれました。

松本大学の講義室を使わせていただきましたが、建物全体が統一感のある造りになっていて、入り口やイス、黒板に同じ色が効果的に使われていてとてもスマートな印象でした。むかし英語のディベート大会でお世話になったことがありましたが、教室に入ったのは初めてでした。

主体性とは何かというのはいろいろな場面で繰り返し問われていると思いますが、今日はいろいろ考えさせられました。児童生徒の主体性についてルーブリックのような評価枠をいろいろなところで見ますが、具体的に使いやすいものを比べてみようかという気になりました。

その後、急いで上田に戻り同窓会の理事会・納会に出席しました。同窓会のみなさん、本年もありがとうございました。




Posted by 長野県長野高等学校長 at 20:42

2019年12月16日   御代田の挑戦



昨日は書きかけのブログになってしまいました。

昨日はすべての発表が本当にすばらしかった。「みんな、すごかった!」と、太郎山一面に電飾で書きたい。上田市のみなさんには何のことかわからないと思いますが。

「長野県高校生『私のプロジェクト』発表大会」。塩尻志学館の会場は、いっぱいの参加者と伴走者、観覧者で埋まり、21高校から29のプロジェクトが集まってプレゼンを競いました。まず、15日午前に行われた予選で29から学校部門3チームと3個人が選ばれ、同日午後に決勝が行われました。

この全国大会につながる地区大会が、他地区のように北陸とか東北といった地方ごとではなく、何回かのプレセッションを開催したうえ県独自で単独開催されるのは、本当に長野県の高校生はラッキーだと思います。

本校から出場した 「カンボジア井戸掘りプロジェクト」 と 「目指せ観光地!~軽井沢のお隣御代田の挑戦~」 はともに決勝に残り、学校部門の「カンボジア」はベスト・ラーニング賞、「目指せ」はなんと個人部門の県知事賞を受賞しました。

「目指せ」をプレゼンした本校の森川君と、学校部門で同じく県知事賞を受賞した蘇南高校のみなさんは、3月の全国大会への出場切符を手にしました。

白馬高校の生徒が「バーチャロン・プロジェクト」というプレゼンをしていました。バーチャロンというアーケードゲームの世界大会をやりたいという内容です。私はプレ大会で聞きましたが、誰にも誘導されていない、自分だけの興味と情熱の先にあるものが率直に表現されていて、それだけで聞く人々の心をワシづかみにしていました。

そういうのを高校生には、忘れないでほしいと思うのです。

今日月曜日の放課後、「目指せ」の森川君が校長室に来てくれて、いろいろ話しました。

HPでお知らせしていますが、昨日は立教大学の関東・甲信越静地区高校生探究学習発表会が開催され、2年の吉住咲良さんと小澤怜さんが参加し、吉住さんは優秀賞を受賞しました。これもすばらしい。おめでとう!


Posted by 長野県長野高等学校長 at 20:14