2020年01月22日    火星の話

火星の話

今日から全日制の職員会はペーパーレス。もっと早くからこうすればよかったですね。

今日は昼に、2月上旬に金沢で開催される北信越大会に参加する放送班のみなさんが校長室に来てくれました。朗読部門県大会優秀賞2年の北野さん、アナウンス部門優良賞2年の小西さん、朗読部門優良賞1年の塩沢さん。塩沢さんは今年夏の全国高等学校総合文化祭への出場を決めています。

「強い雨が降り、風が吹きました。川が氾濫した地域もあります。上田電鉄の橋は今なお落ちたままです。・・・自分は大丈夫だと思っていませんか?災害はいつどこで起こるかわかりません。命を守るには対策が必要です。自分のために、大切な人のために災害に備えましょう。」という原稿に、心からメッセージをこめて伝えるのは小西さん。

北野さんは小嶋陽太郎の「火星の話」から。

「・・・薄目を開けて横を見ると、佐伯さんは、一生懸命に何かを祈っていた。/ 胸の奥が縮んだまま元に戻らない。/ 少しずつ、夏が過ぎていく。/ 僕はきっと、佐伯さんに恋をしているのだ。」

校長室で朗読してもらうと、すぐになりきる。原稿はもう暗記してしまっていて、まるで演劇の一シーン。わずか2分ほどの朗読に、私は一瞬にして、すっかり持っていかれました。

北信越大会での健闘を祈ります。

火星の話




Posted by 長野県長野高等学校長 at 20:28