2019年07月30日    ここにいる

ここにいる

写真は佐賀国際空港の展望デッキからみた景色です。有明海の向こうに雲仙普賢岳が見えています。閉祭行事のさなか、帰りたくないなと思いながら、美術・工芸部門研修会の会場になった佐賀西高校を後にしました。きっと現地のスタッフのみなさんは、「もう終わってしまうのか」という気持ちでいっぱいだったでしょう。

ここにいる佐賀総文の美術・工芸部門2日目は、あらたな取り組みとして、23人の作家さんや大学の先生などを招いて、教室に20人くらいの生徒を割り当て、午前から午後にかけ、作品をじっさいに制作する研修講座と作品講評がありました。

制作中の作品をのぞき込んでみていましたが、さすが各都道府県の代表だけあって、どの参加者もしっかりした腕前でした。


ここにいる佐賀西高校は佐賀県の伝統校ですが、すべての教室に大型液晶の電子黒板が設置されていて、それに作品を掲示していました。

作者が作品について語ると、一層たのしい。写真に写っているのは白いオオカミの上半身で「ここにいる」という題の作品です。遠吠えしてここにいる、とその存在をしらせている、オオカミの毛の質感の表現がすばらしい作品ですが、この絵を描いた生徒が、題名には「二つの意味がある」と言っていた。

ここにいる佐賀県のみなさん。本当にすばらしい展覧会と交流の場を作っていただき、ありがとうございました。来年は高知で再会しましょう。

夕方18時30分の飛行機で羽田に向かい、上田の住宅に着いたらもう0時を回っていました。

今朝は上田市内の特別養護老人ホームで行われた高校教員初任者研修の開講式で、ごあいさつをしました。この数日、たくさんごあいさつをしています。



Posted by 長野県長野高等学校長 at 18:07